こんにちは! アラフォー看護師のきのえです!
今回の記事では30代で看護師を目指した経緯を書いていきたいと思います。アラフォーでありながら私はまだ5年目の看護師です。周りはみんな年下の年代! それでもなんとか楽しくやっています☺️
はじめに:人生の岐路に立って
私が看護師への転職を決意したのは29歳のときでした。その頃の私は介護ヘルパーとして4年間働いていましたが、慢性的な腰痛に悩まされ、「このまま体力的に続けていけるだろうか」という不安を抱えていました。そんな時、同僚から「看護師になってみたら?」という言葉をかけられたのです。それが私の背中を押す一言でした。
ただその一言では責任が重い看護職を選ぼうとは思いません。この頃の私には動機がたくさんありました。
転職を考えたきっかけ
- 肺がんで入院していた祖父の急変:人工呼吸器をしないと死ぬと言われる。
- 立て続けに起きた家族の死、確固たる自立の選択。
- 知識が乏しいままでの介護職の継続への不安。
- 看取りをする中で、自分の未熟さを痛感。
決断と準備:新しい一歩を踏み出すまで
「よし、看護師になろう!」と決めてからは勢いでした。実は母も看護師だったので、亡き母の母校である看護学校を目指そうとしたのですが、そこは現役主義で、社会人の自分はあえなく敗退。また別の看護学校を目指し、ひたすら勉強です。しかし働きながらの勉強はとにかく辛かった。同じ社会人の友人たちも口を揃えて言っていました。

看護学校選びのポイント
- 社会人の入学しやすさ:目指す学校が現役主義などの傾向があらかた決まっているでリサーチは必須です。
- 奨学金制度の利用可能性:奨学金制度は意外に手厚いです。ただし学生支援機構はあまりお勧めしません。返済が大変です。
- 通学のしやすさ:地味に大事な部分です。
- 総合的な学費:学校の資料を取り寄せていくらかかるのかシュミレーションします。
入学までの具体的準備
- 学費の準備:シュミレーションした結果から貯蓄を学費分に分けます。
- 基礎学力補強:特に入学試験で必要とされる科目(これが一番厄介)
- 入学試験対策:小論文と面接練習
- 職場の協力:入学試験に備えてシフト調整をしてもらうなど
- 合格後は宿題ラッシュ(実は全部できなかった😂)
学生生活:社会人ならではの苦労と強み
いざ入学!
この頃の私の不安はただ1つ!「若い子に虐められないか心配😭」でした。でも入ってみたらなんてことない。年相応で素直で賢い子たちばかりで、同じ人間として学ぶ部分がとても多かったです。
年齢差を超えた学び
- 年下の現役学生との協働学習:ジェネレーションギャップはあるものの、社会人だからと出しゃばらないことが一番の秘訣です。先生もそれを求めていました。
- 社会人経験を活かしたコミュニケーション:時には社会人経験も役立つ!現役生のサポート役として任されることが多かったです。
- 実習での患者さんとの関係構築:社会人として身につけた礼儀を活かしつつ、若い子達のフレッシュさも参考にしていました。

両立の工夫
- アルバイトと学業の時間管理術:若い子たちはバイトに励んでいましたが、当時アラサーの自分には両立は難しかったです😥専門学校だったので、カリキュラムもカツカツでした。
- デジタルツールを活用した効率的な学習方法:レポート作成にパソコン、プリンターは必須!私はタブレットでレポートを書いたりしてました😅
- メンタルヘルスケアの重要性:もう限界!と思う時もありましたが、仲間たちにこぼすことでなんとかメンクリには通わずに済みました。
- 同期社会人学生とのサポートネットワーク作り:これが私にとっていちばんの支えでした。卒業して5年経った今でも同期会をしているほどです!

直面した課題と乗り越え方
- 体力面での不安と対策:限界すぎて床で寝ることもありましたが、若い子たちのパワーをもらって乗り越えました。
- 暗記中心の学習への適応:私は物覚えが悪いので、壁中にメモを貼り、常に目に触れるように暗記してました。国試もこの方法です。
- 経済面での工夫(奨学金活用、支出の見直し):マネーフォワードという家計簿アプリを使って、お金の動きを管理してました。
看護師としての新たなスタート
国試を乗り越え、地獄のはじまり…じゃない、看護師のスタートです! 私の場合は奨学金を借りていた病院にそのまま入職となったので、就職活動に苦労はありませんでした。
私の1年目の配属先はなんと透析室。と、透析とは…?という感じですよね。同じ看護師でも専門的な分野で、分からない人には全く未知の分野になります😅

デビュー1年目の実態
- 技術面での不安と克服方法:かげでこっそり泣いたり、日記に「しにたい」とか書くくらいには辛かったです。支えになったのは同じ部署の同期と先輩でした。
- ワークライフバランスの実現度:透析室は日曜日は必ずお休みになるし、定時で帰れる、夜勤はないなど、だいぶ働きやすい環境です。
医療現場で見つけたやりがい
透析室で働いた4年間の経験は私にとって、とても大きなものでした。年数を重ねるごとに後輩が増え、指導する立場になったりと、自信もついてきました。その後ローテーションで病棟へ異動となります。
病棟勤務は透析室とは勝手が違い、夜勤もあったりしてストレスが大きかったです。
そして1年経過した今、また透析室へ戻るために転職することにしました^^

キャリアビジョン
- 専門看護師への道:透析看護のスペシャリストを目指して、視野を広げるために他の職場へ転職予定です。
- 管理職としての可能性
まとめ:転職を考えている方へ
30歳から看護学校へ通い、国試を受けて看護師になる。皆さんは想像できますか?
実はそんなに珍しい例でもないのです。なにせ私の社会人仲間たちや私の母もそうやって看護師に転機したのですから。シングルマザーが多いという背景もあります。
意思決定のポイント
- 経済面での準備:最低限必要な貯金額
- 時期の見極め:いつ踏み出すべきか
- サポート体制の確認:家族や友人の理解
後悔しない選択のために
- 医療現場でのボランティア経験の推奨
- 現役看護師への取材やシャドウイング
- 看護学校のオープンキャンパス活用法
エピローグ:新たな人生を選択した今
私の選択は決して楽な道のりではありませんでしたが、患者さんの「ありがとう」の言葉に触れるたび、この決断は間違っていなかったと実感します。あなたも、自分の人生を大きく変える勇気を持ってみませんか?
この記事があなたの人生の新たな一歩を踏み出す勇気になれば幸いです。医療の世界は確かに厳しい世界ですが、その分だけやりがいと成長の機会に満ちています。ぜひ、自分の可能性に賭けてみてください。

読んでくださってありがとうございます!
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